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賞与引当金

従業員に対して、翌期以降にボーナスを支給する場合に計上される引当金です。
ボーナスの支給額は確定していないが支給する方針である場合(支給の可能性が高い)には、その支給見込額のうち、当期の負担に属する額を計上します。

①当社(3月決算)の賃金規程では、年2回(6月と12月)の賞与の支給が定められています。それぞれ月額給与の1ヶ月分が支給され、その支給対象期間は、6月賞与は1月から6月、12月賞与は7月から12月となっております。そこで、今度の6月賞与の支給見込額が総額6,000,000円と見込まれる場合、今回の決算3月末時点で賞与引当金を計上しました。

②翌期の6月に見込みどおり、6,000,000円をボーナスとして当座預金から支給しました。

①決算月の3月末時点では、今度の6月賞与のその支給対象期間6ヶ月のうち半分の3ヶ月(1月から3月まで)が既に経過していますので、6月支給見込額の半分の3,000,000円を当期の負担額として計上します。
②6月支給のボーナスのうち、前期負担額としての賞与引当金の全額を取り崩し、実際支給額と前期末に計上していた賞与引当金残高との差額を、当期が負担する費用として、賞与勘定で処理します。

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