税務コラム

IFRS(国際会計基準)

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IFRSは強制適用されるのか?

2011年6月21日に自見金融担当大臣(当時)が会見し、2015年に実施適用される可能性があったIFRSの強制適用を、2017年以降にすると話しました。2009年に金融庁の企業会計審議会では、2012年にIFRS強制適用の是非を判断し、2015年に強制適用するとしていました。

大臣の発言では、アメリカがIFRS適用を遅らせていることや東日本大震災の影響などを理由としています。

それを受けて2012年6月27日、IFRS財団議長は、「IFRSの移行に関する日本の正式な決定に関わらず、日本の国際的な大企業がIFRSを適用することになれば、日本は事実上IFRSをアドプト(全面的受け入れ)したことになる。」と発言し、大臣発言があったにもかかわらず前向きなとらえ方をしています。

その後、2012年7月2日の企業会計審議会において「IFRSへの対応のあり方についてのこれまでの議論(中間的論点整理)」を公表しました。内容はわかりやすくいうと「アメリカが適用を決めるまで日本は動かない」ということになりました。

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